どうも。さけのこです。
久し振りに映画を見ました。
2018年公開
岡田准一主演映画「来る」です。
公開当時Twitterが賑わっていたので、いつか見たいなと思っていたのですが、本日Huluにて拝聴しました。
「嫌われ松子の一生」「告白」「渇き。」の監督と聞いて、バイオレンスな感じなのかな……?と思っておりましたが……
面白かった……!!!!!
ホラー苦手人間なのですが、この映画、『ホラー:胸くそ:エンタメ』の割合が『2:2:6』のエンタメホラーバトル映画でありました。
以下(一応肝心な所は書いていないつもりですが……)ネタバレを含みます。もとい、私の好きな2つのポイント。
この映画は下記の3パート
①「不穏&ドッキリ演出」秀樹パート
②「胸くそ悪い&追い詰められる」香菜パート
③「クライマックス」野崎パート
に分かれて話が進んでいきます。
秀樹と香菜夫妻とその子供で幼稚園児の知沙。そして秀樹の友人経由で怪異に詳しい人物を知っていると紹介されたフリーライターの野崎の4人が謎の怪異に巻き込まれて立ち向かうというストーリーになっております。
ホラー映画はあまり見ていないのですが、大体映画の超能力者・霊能者ってインチキか噛ませ犬じゃないですか。怪異の恐ろしさの引き立て役というか、騒ぐだけ騒いで事態を悪化させて退場というか……。
しかしこの映画の霊能者たちは違う……!
能力が本物であることもさる事ながら、彼らのプロ根性がアツい……!!!!😭これが1つ目のポイント……!!!
③の野崎パートでは、ついに謎の怪異との全面対決が始まります。
その為野崎の知人、霊能者の比嘉琴子(ヒガコトコ)が、日本各地から名の通った霊能者を秀樹のマンションまで呼び寄せるのですが……。
日本各地からマンションまでの往路で、怪異の襲撃を受けて死んでいく霊能者たち……。
その場面のさなか、新幹線でマンションに向かうおじさん4人……
(何かを察知して)「何か不味くないかね?」
「そうですね」
「じゃあ皆バラバラで向かうか」
「私はこの駅で降ります」「では私は品川で」
「まぁ誰か一人はたどり着けるだろ」「じゃあ」
かっけー!!!!!!😌😭👍😩🤤
「誰が死んでも現場に辿り着く」仕事への信念と、「4人の内誰かでも辿り着けば、そいつが任務を果たしてくれる」という仲間への信頼関係……!
プロってとってもかっこいい……!!😭
(セリフは文字起こしした訳ではないので、是非映画をご覧ください……!)
また霊能者・柴田理恵もめちゃめちゃかっこいいんだ……!
そして2つ目はこの映画のキーワードである「痛み」について。
作中で、
「今起こっている事が現実かそうでないか分からなくなった時は、身体の痛みを信じなさい。」
「痛みを感じないという事は、死んでいるという事なんだ。」
と言う様なセリフが出てきます。
(見た直後の興奮のまま書いているので、詳細が違っていたらごめんなさい。)
これらは肉体的な痛みを指す場面で使われていましたが、作中で怪異に取り憑かれる人間たちは様々な精神的な痛みから逃げている人たちなのです。
ある者は「他人に真っ向から向き合う事」から、ある者は「自分の過去と未来に向き合う事」から、ある者は「自分が辛い思いをする事」から……。
自分が痛みに向き合わず、逃げている事で他人に痛みを与え続けている。しかし、原因となる痛みに向き合っていないから、他人を傷つけている事に気が付けない。
生きるという事は痛みを伴うという事。
痛みを受け入れて、周りを愛して存在を認める事。それこそが「生きる」という事なのだと示している様に感じました。
いやはや、面白かった……。唯一不満があるとすれば、時々ボソボソ喋るから、なんて言ってるか分かりづらかった事かな……。ホラーあるあるだけど……。
真琴ちゃんを見るためにもっかい見ようかな😌✨
またね。