宮崎はちわれネコ日誌

宮崎市うろちょろ日記

【感想】「きっと、うまくいく」を見た日記

こんばんは。さけのこです。

いよいよ11月。冬の夜は長めの映画が見たくなりますよね。🎥
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そこで、大学の後輩からずっと「先輩は絶対見た方がいいですよ!」と言われていたインド映画「きっと、うまくいく」を見る事にしました。

「上映時間が長い」「インド映画を全く見た事がない(めっちゃ踊りそう)」「説教めいた内容だったら嫌だ」と、かれこれ勧められてから5年ほど見るのを見送ってきたのですが、

めっちゃ良かった……。😭😭😭

結論から言えば「たっぷり3時間ある(半分過ぎた辺りで休憩(interval)がある)」し、「要所で踊りまくる」し、「教訓めいた話も盛り沢山」なのですが、上質なヒューマンコメディで、飽きる事なく見る事ができました。これは20代前半に見たかった……。玉城よ……5年も寝かせて済まなかった……。

以下感想。

 

インドといえば、「歌と踊りとヨガの国」のイメージだったのですが、作中語られるのは、日本や韓国を凌ぐ超学歴競争社会。

学生は1時間半に1人は自殺するし、有名大学の入学倍率は2,000倍だし、その大学の学長は「競争して勝利しなければ死と同じ」という理念の持ち主だし……何とも言えない息苦しさで満ちている大学構内。

そんな「成功者こそ優秀」という風潮で「生き方」や「教育制度」に疑問を呈しながら「優秀であれば成功はついてくる」という主人公。

人生において何を手段とし、何を目的とするか生きるにおいて非常に重要な命題です。

そんな問題を非常にコミカルに、しかし丁寧に時間を掛けて視聴者に問いかけてきます。良い……。


そして作品を語る上で外せないのが「きっと、うまくいく(All is Well)」という言葉。

主人公が不安を抱える友人に「不安な時は、胸に手を当ててゆっくり「うまーくいーく」と唱えるんだ。」と言う主人公。

「そんな事して何になるんだ?困難が去るのか?」と友人。

それに対して「無視する勇気が出る。」と答える主人公。

これがこの作品の肝だと感じました。

物事に対して悲観して臨もうが、楽観して臨もうが必ず試練はやってくる。それなら、無視して来るものは来るものとして臨もうという姿勢。

私の好きな芸人であるオードリー若林も「ネガティブを潰すのはポジティブではなく、没頭だ。」と著書で言ってました。

「不安に囚われ過ぎることなく、やるべき事に集中してさえいれば、自ずと良い結果が出る。」という金言だと思います。

ついつい悲観しがちな自分には目からウロコな回答でした。今だからこそ「未来の事は考え過ぎても仕方がない。」と思うけれど、20代前半の眠れない夜を過ごす自分に伝えたい言葉です。

 

本当にいい映画でした。

積み映画もまだまだあるので、のんびり楽しく観ていけたらいいなと思います。

「唇を丸めて 口笛吹いて こう言え

うまーくいく」!!
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またね。